セラミック治療の持続期間と長期維持のポイントについて詳しく解説

近年注目を集めているセラミック治療は、虫歯で歯質を失った方や歯の外観・配列・色調を改善したい方に適した治療法です。セラミック素材の歯は、自然な美しさを持ち、汚れが付きにくく、変色もせず、金属アレルギーの心配もなく、咬合感も良好であることから、多くの患者様に選ばれています。また、既存の銀歯やレジン歯(プラスチック)からの交換を希望される患者様も増加しています。このセラミック治療は保険適用外となり、すべて自費診療となります。そのため、「できるだけ長期間使用したい」とお考えになる方が大半でしょう。当院では、適切なメンテナンスを継続していただける方には「10年保証」を設けており、他院様よりも長期の保証期間を提供しておりますが、自費診療であればそれ以上の期間ご使用いただきたいものです。そこで今回は、セラミック治療の持続期間や長期維持の方法について詳しくご説明いたします。

安心の10年保証

セラミック素材で作られた歯の持続期間

セラミック

人工歯は主に2つのタイプに分類されます。詰め物として使用されるインレーと、被せ物として使用されるクラウンです。それぞれ適応症例が異なり、インレーに使用する材料、クラウンに使用する材料にもそれぞれ特徴があるため、性質も異なれば耐用年数も変わってきます。

 

インレー(詰め物)の持続年数

インレー(詰め物)は主に4つのタイプに分けられます。メタルインレー(銀歯)、ハイブリッドインレー、e-maxインレー(セラミックインレー)、ジルコニアインレーがあります。以下にそれぞれの耐用年数について詳しく記載いたします。(※当院ではe-maxインレー(セラミックインレー)を推奨しております。)

メタルインレー(銀歯)(※当院の取り扱いはございません)

メタルインレー(銀歯)

一般的に銀歯と呼ばれる保険適用の唯一のインレーです。銀は唾液中で溶解し銀イオンとなって体内に取り込まれ、金属アレルギーに悪影響を与える可能性があるとされています。また、皆様もご存知のように銀は打撃を受けると変形していきます。人間の咬合力は最大で約70㎏に達するとされており、銀歯は咀嚼のたびに徐々に形状が変化していきます。これらの理由により、初期の状態を長期間保つことは困難で、二次カリエスが発生することがあります。メタルインレーの耐用年数は装着後3~5年程度とされています(メンテナンス状況や口腔内環境により変動します)。

 

ハイブリッドセラミックインレー(※当院の取り扱いはございません)

ハイブリッドセラミックインレー

ハイブリッドセラミックインレーは、歯科用レジンと歯科用セラミックを組み合わせた複合材料です。純粋なセラミックで製作されたe-maxインレー(セラミックインレー)と比較すると、審美性(色調)・強度の面で劣りますが、その分治療費を抑えることができます。これは、セラミックが水分に対して安定しており変色もしませんが、混合されているレジン(プラスチック)は経時的な色調変化(着色)が生じ、水分に対する耐性も低いためです。天然歯の硬度は400MPaとされていますが、ハイブリッドインレーは200~250MPaと約半分程度です。一般的な耐用年数は7~8年とされています(メンテナンス状況や口腔内環境により変動します)。

e-maxインレー(セラミックインレー)

e-maxインレー(セラミックインレー)

現在、標準的な治療として普及しつつあるe-maxインレー(セラミックインレー)です。審美性(色調・美しさ)や強度において優秀な性能を示しています。プラークが付着しにくく、変色もせず、二次カリエスの発生リスクも低い材料です。 天然歯の硬度は400MPaとされていますが、e-maxインレー(セラミックインレー)も400MPaとほぼ同等です。一般的な耐用年数は10~15年とされています(メンテナンス状況や口腔内環境により変動します)。適切なメンテナンスを継続すれば生涯にわたって使用できるとも言われています。

ジルコニアインレー

ジルコニアインレー

ジルコニアインレーは、人工ダイヤモンドとも称される材料で、ロケットの外装にも採用されており、非常に高い強度を有しています。硬度は1300MPaとされており、使用中に破折することはほとんどありませんが、対合する歯(対合歯)にダメージを与えるリスクや、接着に使用した歯科用セメントの劣化により、耐用年数を迎えることが多いです。ジルコニアインレーの耐用年数は10年程度とされています(メンテナンス状況や口腔内環境により変動します)。適切なメンテナンスを継続すれば生涯にわたって使用できるとも言われています。

セラミッククラウンの耐用期間

クラウン(被せ物)は主に5つのタイプに分類されます。メタルクラウン(銀歯)、硬質レジン前装冠、ハイブリッドクラウン、e-maxクラウン(セラミッククラウン)、ジルコニアクラウンがあります。以下にそれぞれの耐用年数について詳しく記載いたします。